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あめんぼの足つんつんと蹴る光…(川野里子) @現代短歌の鑑賞101

あめんぼの足つんつんと蹴る光ふるさと捨てたかちちはは捨てたか 
川野里子/『五月の王』H2

童謡のようなリフレインのせいだろうか。
言葉とは裏腹に、春のキラキラしたイメージが立ち上がってくる歌だ。

赤ちゃんに米を背負わせて転ばせるとか
そういうポディシブな試練というものがある。
そんな春の歌だと思った。

ふるさとも、ちちははも。
一度手放さないと見えないものがある。
手放したからいっそう輝いて見えるものもある。
手放して着地できる場所もある。

すべての水面でアメンボが支えられているように。
それは、悲しいことではないのだろう。


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- 2 Comments

なりひら  

あめんぼ

あめんぼの足は、水面を蹴っているのか、滑っているなかあ、分かりませんが、とにもかくにも、すいすい前へ進んでいきます。人間も、脱皮をくり返しながら、前へ進んでいるんですね。あめんぼの比喩が面白いなあ。

2012/05/12 (Sat) 13:17 | EDIT | REPLY |   

みかみ  

Re: あめんぼ

あめんぼにとっての水面ってゼリーのようにプルプルしたもので、まさかその下に生物が泳いでいたりするなんて考えもしないんだろうなーと思います。人間も自分の立ち位置から前へ前へ進むしかないんですよね。あめんぼの進む情景からいろいろな読みができてきます。

2012/05/19 (Sat) 23:41 | REPLY |   

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