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軟水にバラ洗われていたりけり…(佐藤通雅) @現代短歌の鑑賞101

軟水にバラ洗われていたりけり批判書一つ書かんあかつき /佐藤通雅 『薄明の谷』(昭46)

硬度の低い云々…というより、軟水という文字のやさしい感じをもって、早朝に洗われる薔薇。その情景の美しさ。

その一方で、論文をもって何かのテーマを追及していくには、既存の論を批判し再構築する繰り返しが欠かせない。
今、歌の中の私はその批判書を書いている。

テーマをバラに見立て、それ自体とてもきれいだけど、少し汚れ(または矛盾)が付いている。それを水(批判書)で流して、洗われたバラはますます真理に近づいて輝いて見える。
そんな感じなのかな、と思います。
早朝のすがすがしさも相まって、次の輝きを得たバラ。
でもそのテーマはなかなか手ごわくて、針をもってる。容易には手にできない。

まさに論そのもの。学問って洗い出して洗い出して近づいていくけれど、これという一つの真理ではないから。バラは永遠に洗われつづけ輝いていくんですよね。



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