ひきだしを引けど引けざりすぐそばに…(森岡貞香) @現代短歌の鑑賞101

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みかみ凜
ひきだしを引けど引けざりすぐそばに隠れて見えぬものにくるしむ /森岡貞香 『百乳文』

数日前、まったく同じ経験をしてふと思い出してしまった歌。
ひきだしが、隠れて見えない何かのせいで、うんともすんとも動かない。
この見えないものに対するなんとも言えない不安感、不可思議さ。
そうそう!と思わず頷いてしまう。

もちろん、見立てとして読んでも興味深い。
原因か分からないけど、解決できない事象、心象。それらはすぐ近くに隠れている見えない何かの力のせいかもしれない。

ちょっとした出来事から、普遍的なものにつながっていくような歌ですね。


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みかみ凜
Posted byみかみ凜

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